【鬱病 双極性障害と共存生活】

鬱、双極性障害になって気になる事や日常生活、車、DIYなど

【鬱病 双極性障害】少し時間が経ったので状況を整理する

鬱病発症から4年経過…

 

時が経つのは早く、発症してから約4年が経過している。

これを読んでいる方は思い当たる節もあるかも知れません。

 

まさか自分が発症するとは思ってもいなかった。

だが、その時は突然訪れた。

 

通勤途中に記憶が無くなった。

 

私は自動車通勤。その頃の通勤距離は30キロ程。

通勤時間の為に混んでいる。1時間ちょっとはかかる。

 

その日は忙しい決算月が過ぎ、周りも平穏な通勤風景だった。

概ね、3月と9月は人が慌ただしい。

 

突然、自分がいる場所に違和感を覚えた。

あれ。もうこんなところまで来ていたんだ!

 

そう。そこまで運転していた記憶がない。

急に怖くなり、軽くパニックになった。コンビニに入って休憩した。

その恐怖は更に大きくなり自分が怖かった。

 

発症を自分で確認した瞬間だった。

 

私はそのままUターンして自宅近くの心療内科に向かった。

だが、予約をしないと受診出来ないことを知り予約をして帰宅した。

会社には体調不良と伝えた。初診日まで1週間程あったので、取ったことにない有給休暇を申請することにした。

 

確かに発症する半年前くらいから体調不良は感じていた。

気分の落ち込みが激しく帰宅する事もキツい時もあったし、休みは過眠で夕方まで寝ている事が多かった。

 

仕事はとにかく忙しかった。

残業も100時間越え。中間管理職の憂鬱。

そんな事で家庭もうまくいっていなかった。

 

自分の居場所が無かった。

 

初診日。

状況を確認する為に、幾つかの質問が書かれている用紙に記入した。

受診し先生から言われた病名は鬱病だった。

とにかく静養しなさい。それと必ずクスリを飲みなさい。との事。

診断書をもらい会社に提出した。

 

最初は仕事の疲れとクスリの副作用で過眠が続いた。

1ヶ月過ぎた頃から多動が始まった。テンションが上がり動きまくった。

その反動で極度に落ち込み過眠が起こる。

その繰り返しだった。

 

前に他部署で仕事をしていた同僚から連絡があった。

『話は聞いてる。お前が鬱になるのは考えられない。オレが思うに鬱に隠れた他の障害では無いのか?』

この同僚は観察能力が高い。他人の些細な気分の振れも見逃さない。

私から言わせれば、他人ばかり観察能力が高いだけでそいつ自身はポンコツだ。

とは言ったものの彼の言ったことは的確だった。

のちの受診で双極性障害だと判明したのだ。直ぐにクスリが変更になり心の波は平穏になっていった。

 

安定してくると焦りがくる。早く復帰しなければ…と

治ったと思っていた。

半年で復帰した。

 

双極性障害は寛解はするが完治しない事を知らなかった。

 

1年半で再びダウン。

先生は予測していた。死ななかっただけ良し。

本格的に双極性障害と向き合うことになった。入院を勧められたが断った。

自分がダメな人間だと受け入れてしまいそうだったからだ。

ここまできても変なプライドが邪魔をする。余計に生きにくくしていた。

 

この頃はとにかく引きこもった。

自分は弱い人間なんだと責めた時期だった。

クスリの副作用と動かない生活が続き体重は激増していた。

とにかく醜い姿だ。

余計に心を苦しめた。

 

動きたいが動き出せない。

そんな葛藤が渦巻いていた。何か始めなければといつも思っていた。

だから気になる事は始めてみることにした。

 

先ずはblog。

それからダイエット。

ネガティブポイントを改善する事。

 

色々と行ってきた事はblogに記している。

他人からしたら大したことないだろうが、私には大きな事だった。

 

未だに仕事の夢をみる。

休業して数年経っているのに…

追い詰められている。

 

当初は自分の弱さや能力の無さ、自分内部の問題と捉えていた。

ある時、外部の影響から自分自身をコントロール出来なくなるのではないか?と考えるようになった。

そう思うようになってから周りを観る世界が少しづつ変わった。

 

会社では皆働いているのに休んでいる事に後ろめたい気持ちでいっぱいだった。

しかし、その考えは変わった。

それから自分の気持ちが変化し前向きに考える事になれるようになってきた。

 

約4年、変われた事はこのくらい。

だが、大きな変化だと思っている。周りのサポートや理解があった事にとても感謝しています。

 

まだまだ時間はかかります。

季節の変化や決算、環境の変化は知らずのうちにストレスとして蓄積していきます。

私のように拗らせないでください。

思い当たる方、とにかく静養してください。早いうちに対処すれば会社にも家族にも世間にも最小限のリスクで済むと思います。