【鬱病 双極性障害と共存生活】

鬱、双極性障害になって気になる事や日常生活、車、DIYなど

【鬱病 双極性障害】自分自身と周りからの接し方


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鬱病と双極性障害は違う

 双極性障害の方は、ほとんど鬱病と診断されます。

その症状が一番最初に苦しめるからです。躁状態で診断にいく人は稀です。

なので、最初の診断は鬱病です。とにかく静養と世間からのストレスを避けるように言われます。

 

それとクスリ。気分が落ちている為に上げるクスリを処方されます。

これが双極性障害を悪化させる一番の原因。

双極性障害は二面性を持っています。

鬱期、躁期。その間の混合期っていう時もありますが、自分は分かりません。

 

実は躁期が厄介モノ。

何でもできる気持ちになりやる気満々。寝なくても仕事できるし、とにかく合理的。

マラソンと似ているかもしれません。苦しくなってしまっている状態が鬱期。その時にゆっくり休めば回復する。

それを越してナチュラルハイになっている時が躁期。気分が良く、いつまでも走り続ける事ができると思ってしまう。結果、カラダを壊してしまう。

それが脳の中の伝達物質(ドーパミンやセロトニンなど)が伝達異常で起こっている症状として出てしまうという。

 

友人の母親が足が悪く車椅子生活をしています。原因は脳からの信号が伝わらない為。

友人は私に言いました。

 

“お前の病気は気分障害ではない。脳の病気なんだ。うちの母親と同じで足を動かしたくても動かせない。それと同じなんだ。気分が落ちていて、周りが元気出せよ!って言っても無理なんだ。気分が上がっていて落ち着けよ!って言っても無理なんだよ”

 

それが周りには理解し難い。目に見えない障害の辛いところ。

こいつにはかなり救われている。躁期の時も発見してくれて担当医に話して双極性障害と判明した。

クスリも変わった。上げるクスリと下げるクスリが処方された。相反するがそれで気分の波を抑えている。クスリも個人差があり何度も変更された。ここ一年くらい処方は安定している。

 

私は双極性障害Ⅱ型。軽躁期とうつ期、混合状態を行ったり来たりしている。

その間隔も人それぞれ。年単位で入れ替わる人もいれば、数日から数ヶ月で入れ替わる人もいる。私はこのパターン。ラピッドサイクラーとも言われる。

 

辛いのは鬱状態はもちろん、躁状態から鬱状態に落ちる時が辛い。

高ければ高いほど落ちる時が辛い。何かのキッカケで落ちることもあれば全く不明な状態で落ちる時がる。トリガーは不明。

しかも、この状態の時が一番不安定である。自分から命を落とす可能性が高い。

周りはこの変化に気づく事が一番大切である。

 

元気になって良かった!

と思っていても注意してください。この病気は寛解する事はあっても完治する事はありません。発症したら一生付き合っていく病気なんです。

理解者、共感者がいないと生活できない病気です。

仕事も今まで通りに出来なくなる。世間との接触も難しくなる。収入は不安定。

理解ある会社なら人事異動や出社時間の調整、待遇等を検討してくれるでしょう。

そんな会社は稀です。

生産性を求める社会に、適合出来ない人間に対する処遇は冷徹です。

 

今は休職中です。3度目。今回から障害年金を受給する事が出来ました。

しばらくは何とかなる状況ですが、この先は心配でしかありません。

 

私は病気をオープンにしています。クローズにして働いている人もいます。とても強い人だと思います。

クローズにしていないと生きていけない世の中なんですね。家族があればそうせざるを得ないんです。それである時に溢れてしまう。その時に寄り添ってくれる存在やモノが必要です。理解される事が一番の救いです。